を 行列とし を列ベクトルとしましょう.以下の方程式について
ここで は数であり以下のように記述できます.
あるいは
方程式 (23) は以下の場合にのみ非自明解が存在します.
これは における n 次多項式です.この方程式の根は行列 の 固有値 または 特性値 と呼びます.各々の固有値に対応して なる解,すなわち非自明解が存在し,それらを固有値に属する 固有ベクトル または 特性ベクトル と呼びます.方程式 (24) はまたこのようにも記述できます.
また における方程式はしばしば 特性方程式 と呼びます.