二重積分

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Fig. 6-1

F(x, y)xy 平面の閉領域 \cal R 内に定義します. \cal R を面積が \Delta A_k,\ k = 1,\ 2,\ \dots,\ nn 個の小領域 \Delta\cal R に細分化します. (\xi_k, \eta_k)\Delta\cal R のある点とします.次のように和を形成します.

\displaystyle \sum_{k=1}^{n}F(\xi_k, \eta_k)\Delta A_k\cdots(1)

以下を考えてみましょう.

\displaystyle \lim\limits_{n\rightarrow\infty}\sum^{n}_{k=1}F(\xi_k, \eta_k)\Delta A_k\cdots(2)

ここで極限は細分化された n の数が無限に増大し,またそれぞれの \Delta \cal R の最大長の次元はゼロに近づいていくものとします.このような極限が存在する時,次のように記述します.

\displaystyle \iint_{\cal R}F(x, y)dA\cdots(3)

そしてこれを領域 \cal R における F(x, y)二重積分 と呼びます.

仮に \cal R において F(x, y) が連続,または区間的に連続なら極限は存在すると証明できます.

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投稿者: admin

趣味:写真撮影とデータベース. カメラ:TOYO FIELD, Hasselblad 500C/M, Leica M6. SQL Server 2008 R2, MySQL, Microsoft Access.

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