C を xy 平面において 2 点 および をつなぐ曲線とします(Fig. 6-2参照). および を曲線 C 上のすべての点を定義する単一値関数とします. により得られた n – 1 個の点を選択して C を n 個に細分化します.Call および を呼び,C 上にあり点 および点 の間にあるような点 を想定します.以下のように和を形成します.
仮に極限が存在するなら となるにつれ全ての の量はゼロに近づき,この和の極限を C 周りの 線積分 と呼び,以下のように記述します.
または
P および Q が C 上の全ての点について連続(または区間的に連続)ならこの極限は存在します.その積分値は一般に P, Q, 特に曲線 C に依存し,また および の極限に依存します.
正確に類似した方法で 3 次元空間における曲線 C 周りの線積分を以下のように定義できるでしょう.
ここで , および は , および の関数です.
他の種類の線積分,特に曲線に依存するものも定義可能です.例えば仮に が上図のように点 および点 間の曲線 C の弧長を記述するなら
上記は曲線 C 周りの の線積分と呼びます.3次元またはそれ以上の次元への拡張も可能です.